遺言

遺言を作成するメリット

文責:弁護士 井川卓磨

最終更新日:2025年02月27日

1 遺産の分け方を決めることができる

 遺言を作成することで、生前に遺産の分け方を決めておくことができます。

 法定相続人以外にも財産を渡すことができるという点も、遺言を作成するメリットとして挙げられます。

 ただし、遺留分を侵害していると、遺留分侵害額請求をされるおそれがありますので、遺言を作成する際は遺留分を考慮した方がよいかと思います。

 

2 相続トラブルの予防

 遺言がないと、相続人全員で遺産の分け方を決めなければいけなくなります。

 不動産など分け方が難しい遺産が含まれている場合、誰がどのように相続するのかを決めるのに意見が対立し、話し合いがまとまらないかもしれません。

 あるいは、生前贈与や寄与分などを各相続人が主張して、遺産の分け方が決まらないということも考えられます。

 遺言があれば、誰にどの財産を相続させるのかを決めておくことができるため、相続人同士で話し合う必要がなく、トラブル防止につながります。

 

3 相続手続きの負担を軽減

 上で述べたように、遺言書があると、遺産の分け方を相続人同士で話し合わずに済むため、相続手続きの負担を軽減することができます。

 相続人全員で対応することがなくなるため、相続をスムーズに進めることができます。

 

4 適切な遺言を作成することが大切

 遺言の方式にはルールがあり、不備があると遺言が無効になってしまいます。

 また、例えば「長岡の自宅は長男に相続させる」と遺言に記載していたとしても、「自宅」という表現だけでは客観的に財産を特定させることができませんので、財産が特定できるように、正確に記載することが求められます。

 このように、遺言を作成する際には色々と注意すべき点があります。

 形式的に有効で適切な内容の遺言を作成できるように、遺言の作成は専門家に相談することをおすすめします。

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遺言でお悩みの方へ

遺言書を作成してみたものの、形式的に有効な遺言書になっているのか不安だという方もいらっしゃるかと思います。
あるいは、遺言書に記載する内容は決まっているが、どのような文面にすればいいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まず、遺言は形式が決められているため、それに則っていないと、効力のない遺言となってしまうおそれがあります。
次に、たとえ遺言が形式的に有効だったとしても、そこに記載されている内容が曖昧ですと、その解釈を巡ってトラブルになるおそれがあり、相続人を困らせてしまうかもしれません。
そうならないようにするためにも、遺言書の作成は、専門家にご相談ください。
専門家に相談すれば、どのような事項を記載すればいいのかについて適切な提案をしてくれますし、形式的に有効な遺言書作成をサポートしてくれます。
専門家に相談するのは仰々しいと思われるかもしれませんが、遺言は、将来に備えて生前に準備しておくものになりますので、スムーズに作成できる間に対策しておくことをおすすめします。
遺言でお悩みの方は、遺言書作成に関する相談を先送りにしてしまわずに、まずはお気軽にご相談ください。

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